彦根城博物館能舞台にて、伝統文化を通じて彦根と石巻が交流出来ました

2019-08-22 00:39:20 | 日記

感動のパフォーマンスから一夜明けると、台風一過の青空の空に彦根城が遠来のお客様を迎えてくれました。石巻の人達は殆ど初めての訪問とあって、ボランティアの方の説明に耳を傾けながら天守閣を目指して元気に散策され、いよいよ彦根市の小泉町の子供たちとの対面式。夫々が400年以上の歴史がある民族文化財の奉納を前に自己紹介をされました。

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小泉の子供たちの「幌踊り」は、1.4メートルもある竹に金銀の紙飾りと綿の付いた「ほろ」を背負い、おなかに太鼓を抱えながら側転するという豪快な踊りと、優しい手踊りのコラボが見ごたえがあり、観客の皆さんが側転の見事さに大きな拍手をされていました。

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渡波獅子風流は近藤塾長の皆様への挨拶から始まって、笛、太鼓、鉦によるお囃子の変化と共に獅子が舞台に現れて勇壮且つ軽妙な舞いを次々と演じられ、観客の皆様がぐいぐいとその演技に惹かれておられるのを感じることが出来ました。能舞台上では博物館の副館長様の頭を噛んで、彦根城と博物館の好機を祈り、素晴らしい交流の会は大成功となりました。

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8年前の震災で家族や親戚を亡くし、多くの物を失い、生きる気力さえ失いそうな時、泥にまみれた獅子頭を見つけ、これまでにない喜びを感じられた塾長が、子供たちからの「早く練習を始めたい」という要望に応えて、練習所も限られる中一生懸命努力されて、避難所の慰問活動を続けて来られたというお話を聞きながら、会場の人の中にはハンカチで涙をおさえる方もありました。又偶然博物館に立ち寄られた海外からのお客様も迫力ある獅子の舞いと力強い太鼓の演奏に大きな拍手をしてくださいました。

この記事に対するコメント

  • sachiko 2019年8月22日16:24

    素晴らしい交流会に参加させて頂き、感動しました。石巻からの思いを獅子の舞と力強い太鼓
    笛の音色 彦根にとどけていただきました。ありがとうございます。石巻の子供たちと彦根の子供たちがつながりますように。

  • さよちゃん 2019年8月22日10:21

    お天気にも恵まれ 大成功で何よりでしたね。 
    あいにく参加できませんでしたが、石巻でお会いした方々がお元気で能舞台での舞いと演奏を
    思い出して嬉しくなりました。
    子供さん達にとって素敵な忘れられない夏休みになったことと思います。

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