外国人による日本語弁論大会を見終えて

2015-07-14 00:19:33 | 日記

様々な国から日本に来られた人々の内容の濃いスピーチにただただ驚き、感心しました。日本人でさえ忘れかけている「古き良き時代の日本人の心」を、こんなにも的確に受け止めて、自分の目と心を通して発表された出場者の豊かな感性と鋭い判断力に脱帽・・・でした。会場におられた人々の反応も見てとれ、同じ世代だろうな・・・と思える人たちが深く頷かれていたことを見るにつけ、日本の若者達に是非彼らの熱い想いを見習ってほしい・・・等と思ってしまう程でした。 昨日番組の事をお知らせしておりましたので沢山の人達がテレビを見ていて下さったようで、ペレズさんによる石巻の遠藤さんの話と、追記取材での「虹の架け橋」が放映されたら、つい涙が出ました・・・と感想までお電話で頂きました。

本日7月13日、又米国から高校生が石巻わたほい基地に来られているようです。昨年と同じようにペレズさんが高校生に遠藤さんのお話の通訳を引き受けて下さったそうです。夕方遠藤さんからメールが入りました。高校生の皆さんは暑さの中でも真剣に遠藤さんの話に耳を傾けて下さったようです。事前にわたほい基地に送らせて頂いていたUNITE TOGETHERのバンダナやボールペン、虹の架け橋のウチワ、更に福井県のハトムネ仲間が送って下さったペットボトル「黒部の水」が大変役にたったと喜んで下さっていました。

訪問した高校生は遠藤さんの亡くなった長女の「はな」さんと同じ歳の子供たちだったので彼女たちの事を、愛おしく、可愛く見ていました・・・と書かれていました。「辛くて、悲しくて・・・」と思われても仕方がないのに、「もし生きていたら、このくらいの女の子になっているのだなぁ~」「いっぱい様々な経験を通して、健やかに幸せになってほしいと、祈りました」と書かれていました。

穏やかな彼の言葉を読んで、私は心から安堵しました。  ペレズさんが弁論大会で「忘れてはいけない事」と教えてくれましたが、私は多分この先私の命のある限り彼らの事を「忘れない」で、寄り添ってゆきたいと思っています。

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