ツアー最終日

2017-07-28 05:10:52 | 日記

今年の春、不思議なご縁をきっかけに遠藤さん夫妻と松島のホテルでお会いすることになり、震災伝承館となった「野蒜駅」を案内していただきました。海岸線を走る仙石線の「野蒜駅」辺りは津波の被害がかなり大きく、案内していただいた私は今回のツアーでも是非皆さんに見学してもらいたいと思っていました。

幸いツアー最終日は青空の見える穏やかなお天気に恵まれました。一路「旧野蒜駅」に向かう道中には延々と続く建築途中の防波堤が見られ、つい何年か前には白波を湛え松林を要した海岸線だったことを考えると言葉が見つかりません。同行してくださっているメンバーの皆さんも同じ思いだったと後からお聞きしました。

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伝承館内では当時の映像フィルムの再現も見ることが出来、災害の状況のパネルでの説明も聞かせていただきました。ここを訪れた人々が自分が感じたことを誰かに伝え、学び、想いを馳せることが出来たら、今回のツアーでの新たな気づきになると信じています。

遠藤さんと前回松島を訪れた時、最終日には是非皆さんに「奥松島」を案内したい・・・と言って下さっていて、島々を巡る船の予約をしてくださっていました。 二艘の船に乗り込んだ私たちは「奥松島」の島々をすっかり堪能することが出来ました。

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船長さんの説明によると、震災では長年見慣れた岩々のあちこちで、崩落個所が見つかったそうです。船上から見る陸地は、はるか遠くまで永遠と築かれた防波堤で繋がっていました。

一瞬で姿かたちを変えてしまった地震による津波災害の大きさに、今更ながら恐怖を覚えました。

ツアーの最後となる昼食は漁師民泊「桜荘」でさせて頂きました。この地域も津波の被害こそ無かったらしいですが、地震の揺れでかなりのダメージを受けられ営業も諦めておられたとか。何とか歯を食いしばり自主再建したんだ~と話される宿の奥さんの力強い話に耳を傾けました。

大広間で今回参加出来たメンバー全員と、遠藤さん夫妻、相沢さん夫妻も加わっていただき食事をさせて頂きましたが、まるでお盆に親戚一同が久々集まって食事会をしているようなホノボノした気持ちになりながら新鮮な海鮮料理に舌鼓をうちました。食事中何故かウグイスが私たちを頻りと歓迎してくれていました。

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二泊三日による今回のツアーを無事終えることが出来たことに感謝、そして毎回の事ですが現地で準備をしてくださった「チームわたほい」の皆様に心からの感謝を申し上げます。参加者全員が今回も又新たな気づきをさせて頂いたこと、そして私たちが益々まるで親戚のようになれたことを大変嬉しく思います。  メンバーの皆様 お疲れさまでした~。

 

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