復興支援8年間の歩み展を彦根市のビバシティにて開催致しました

2019-08-21 19:25:21 | 日記

8月16日大型台風の心配は今回も影響なく、予定通りにイベントの開催が出来ました。東日本大震災から8年という時の流れが今でも信じられません。「もう8年」と考える人もいれば、「まだ8年」と思える人。中には「そんな事もあったよね」と、すっかり過去になっている人、様々です。私たちはUNITE  TOGETHERを立ち上げて多くの人達のご協力により石巻の被災地の人々の復興のお手伝いをさせて頂いてまいりました。「津波」による被害の復興は気が遠くなりそうなほどの時間を要し、今では延々と続く防潮堤と、更地になったまま区切られた用途の定まらない土地へと変化し、再開発された工場などがポツポツ見られるようにはなりました。人々は想像もできない過酷な状況の中「明日」に向かって歯を食いしばって、あまり多くを語らずにこられたのです。

私たちの活動の趣旨は「被災地の人々に寄り添う」「共に前を向いて歩みを進める」ことでした。「顔の見える支援」は、やがて心が繋がり、石巻の人々と彦根市の人々の交流は次第に深くなってまいりました。今回その石巻から「日頃の支援に対する感謝の気持ちを」と、総勢25人の人々が「渡波獅子風流」わたのはししふり・・を披露して下さることになりました。

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石巻から大型バスで約11時間の長旅の疲れも見せずにハチマキをきりりと絞めた子供たちによる太鼓、笛、鉦の音は次第に高揚して、ビバシティ全館に鳴り響き、集まってくださった皆様の拍手は鳴りやまず、勇壮な獅子は舞台から観客席へと舞い踊り、観客の人達の頭を噛んで「身体堅固」「無病息災」を願って下さいました。皆さんがこぞって頭を前に出し、獅子に噛んでもらわれてる様子はとても微笑ましく、演者と観客席だけでなく大きなエネルギーが渦を巻いて四方八方に響くかのようでした。

「ありがとう。近江の国の皆様」と書かれた垂れ幕が子獅子の口から下がった瞬間、会場はひときわ大きな拍手に包まれました。

「有難う」は私達こそ伝えたい言葉です。皆さんの苦しみや悲しみに少しばかりの「想い」を寄せさせていただきながら学ばせて頂いたことの多くは、「人は一人では生きてはゆけない。お互いに心を寄せ合う事こそ生きるための確かな力となりえる」という事でした。

この記事に対するコメント

  • ハトムネ 2019年8月22日00:50

    京の時代おくれ様。身に余るコメントを有難うございました。継続は力なり・・・の言葉を信じてやってまいりましたが、ただ長く続ければ良いのではなく、その場その時に応じた支援も視野に入れて、これからも寄り添っていこうと思っております。応援とっても嬉しいです。そして是非「渡波」の「虹の架け橋」を訪れて下さいませ。

  • 京の時代おくれ 2019年8月21日21:37

    継続は力ですね。人と人との出会い東日本大震災という未曾有の災害を経て、8年間の交流本当に素晴らしいです。御支援の中で自分たちが学ばせて頂いた!素晴らしい言葉です。
    勉強させて頂きました。
    復興途上の石巻を2年ぶりに訪ねる計画をしています。わたほい基地にも寄ってみたいです。
    これからも顔の見える支援大事にしてください。少しでもお役に立てるよう私も心から応援させて頂きます。

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