今年のコンサートは地元の人たちとの交流をメインとしました。

2017-07-24 22:45:03 | 日記

石巻での最大の活動は地元の人たちに私たちの想いをコンサート形式で伝える事でしたが、今回は是非皆さんとの交流が出来たら・・・と遠藤さんにお願いをしていました。とても忙しくされていて、受け入れだけでも大変なのに無理をお願いしたことを申し訳なく思っていたのですが、地元で大変有名な「獅子風流塾」で研鑽されている皆さんが協力してくださることになりました。私たちの地域では「獅子舞」と言って主に1月から2月の初めに其々の家を訪問して舞を奉納してくれるのが普通ですが、こちらでは小学生から大人の方たちが一丸となって伝統芸能として笛や太鼓にお囃子、更に「獅子」もコミカルにあるいは勇壮に舞ってくれるという大変素晴らしいもので、その雄姿をじっくりと堪能させていただけました。中でも遠藤さんと私は獅子に頭を噛んでもらったりして「一生分の福」を頂いた気持ちになれました。

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UNITE  TOGETHERの音楽隊と地元の伝統芸能を披露してくださった方たち、そしてわたほいの皆さんがチラシを手配りして下さったおかげで集まってくださった人々とが会場に溢れんほどのエネルギーをもたらしてくださいました。皆さんの笑顔と温かな拍手に満ち溢れたコンサートは約1時間と40分。あっという間に過ぎてゆきました。会場に集まってくださったお子さんたちには地元でボランティアをされている男性から「カブトムシ」のプレゼントがあったり、私たちからも企業さんにお預かりした品々を皆様にお渡ししました。  「又来年も見に来るよ」と言いながら笑顔で帰って行かれた人々を見送りながら、これまでの6年という時の流れをかみしめていました。

この記事に対するコメント

  • fusk 2017年7月25日04:58

    単に支援だけに終わらず。
    形を変えて交流できることの意義みたいなものを
    しっかり感じられて、
    6年という月日から生まれた「輪」のようなものが。育って来たのだなあと思えます。

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ツアー二日目

2017-07-24 21:14:54 | 日記

UNITE TOGETHERの復興支援ツアーは石巻が中心ですが、震災の年の秋に遠藤さんに「女川」の被災地も案内していただき、何時か女川でもコンサートが出来ればいいなぁ~と心に描いていたところ、一昨年と昨年の2回実現することが出来ました。勿論、石巻でのコンサートは必ずさせて頂いての事です。そして今年は初めて、震災遺構である「旧大川小学校校舎」を訪れてきました。遠藤さんご自身はこの場所もなかなか見ることも出来ずにおられたのですが、私たちの活動にさらに広いお心で敢えて案内をしてくださったのです。現地に到着して間もなく、慰霊の塔に手を合わせました。一人の男性が資料を持ちながら訪れる人々にガイドをされていました。遠藤さんは「様々な想いと考えの違いがあるから一概には判断できない・・・」という気持ちを持っておられるようなので、私たちは残された校舎の様子を目に留め、祈り、その場を去りました。

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自分たちには想像を絶する事象で、その場に立ってさえも事の大変さがつかめない、まして子を亡くした親の想いを本当に理解出来るなどと軽々しくは言えない、その後伝えられた学校側の言い分と保護者の言い分の違い等々、相容れなく割り切れない想いが今もまだ続いていることだろうと心が痛みました。

お昼前には「石ノ森章太郎漫画館」近くに6月にオープンしたばかりの「元気市場」で昼食や買い物をしました。以前マルシェとして震災間もなく開かれていた場所の直ぐ近くで、立派な建物になり多くの人々が訪れていて、とっても活気があり嬉しくなるほどでした。

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二階には新鮮な魚貝を中心としたレストランがあり、テラス席も設えてありました。メンバーは夫々にお気に入りの一品を選んで味わいました。食事の後は地元の新鮮な食材を求めようとあちらこちらを物色・・・。採れたての海鞘はとても印象深かったのですが、私は蒸海鞘を注文しました。関西ではあまり見慣れない海鞘でしたが、石巻を訪れて「チームわたほい」の皆さんにご馳走になったことがきっかけで大好物になりました。ただ自宅でとなると新鮮さからも無理があるので蒸海鞘を買い求めました。現地を訪れて少しでも消費をすることも細やかな支援に繋がるのではという気持ちはメンバーのみんなが持っていました。

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第6回復興支援ツアー無事終えました

2017-07-24 04:37:37 | 日記

2012年の夏から毎年UNITE  TOGETHERのメンバーで石巻へと「復興支援ツアー」を開催しておりますが、今年は総勢26名で7月15日から二泊三日の充実した時間を過ごすことが出来ました。梅雨もまだ明けておらずお天気が心配でしたが、今回も又絶好のタイミングで予定を違えることなく過ごすことが出来ました。石巻の「チームわたほい」の皆さんが早くから準備してくださったカラフルなテントが見えると、何だか故郷に帰省したような懐かしささえ感じました。皆さんと笑顔の再会・・・基地の草刈りをお手伝いしている間に、バーベキューの用意が成されて、冷た~く冷やされた飲み物を、「さあ~早く早く」と促された私たち。まるで親戚一同でキャンプにやってきたかのようでした。

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コンテナハウスにはエアコンも設置されて、皆さんがここに集い、「いしのまきもの」と称するカード作りをされています。「お茶っこ」しながらの活動も皆様の心が晴れやかになり、「明日」への希望が生まれることになってくださっているようです。 今回のツアー最初の日がUNITE  TOGETHERで何時もお世話になっているスタッフさんの誕生日で、「わたほい」の皆さんがケーキを用意して下さっていてサプライズのパーティー会場へと早変わりしました。  日も暮れかかり、みんなでキャンドルに灯をともし「虹の架け橋」に設置すると、もう何十年もこの地域の人々と繋がっているような不思議な気持ちになりました。そして今回も協力してくれた「音楽隊」の皆さんが「チームわたほい」の皆さんへと、素敵な歌を披露してくれました。

「悲しい場所」であった遠藤さんの自宅跡地が、年を重ねてゆくうちに少しずつ「みんなが笑顔になれる場所」へと、確かに変化してきたのが感じられて本当に嬉しくなりました。

 

 

 

この記事に対するコメント

  • 幸来橋のふーちゃん 2017年8月2日02:37

    みんなの笑顔が素敵です。
    七色のろうそくに火がともって、とっても素敵です。
    そのろうそくを支える燭台が最高に素敵です。
    ほかの燭台もとってもかわいい。
    四角い枠にセロハンが貼ったようなものはなに? とってもいい!
    幻想的なろうそくの火が最高な雰囲気をしつらえ、囲まれた人がとっても素敵です。
    個人の想いを書き綴った木片の多少色あせ割れが生じているところがセピアっぽくて
    とってもいい。
    みんなみんな、すてきな場所で、すてきな人だから、すべてが素敵になるのだなー。

    《「悲しい場所」であった遠藤さんの自宅跡地が、年を重ねてゆくうちに少しずつ
    「みんなが笑顔になれる場所」へと、確かに変化してきたのが感じられて本当に
    嬉しくなりました。》  この文章が最高に最高!!!

  • fusk 2017年7月25日04:56

    UNITE TOGETHERの人たちに「新しい故郷」ができた感じの集いですね。

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