季節が移ろう速さ・・・

2016-11-03 11:59:54 | 日記

予定が立て続けにあって日暮をする間に、ふと気づくと、すっかり季節が変わっていた・・・ってことありませんか? 歳を重ねると日が経つのが早くなる?  何かに没頭できているから?あれこれ思案をしている間にすっかり秋が深まっています。

近くに「芹川」という琵琶湖にそそぐ川があり、川岸には欅の大木や桜があって、地域の人達の散歩コースになっています。先日その川岸を久々歩いてきました。ランニングする人や散歩する人たちが行き交う道をノンビリと歩き続けると川向こうに彦根城が見えてきます。青空にスックとそびえる姿は何だか誇らしく思えます。 4月の震災で被害のあった熊本城の姿に涙する地元の人の事を思い出しました。

芹川に目をやると、せせらぎの中にスックと立っているゴイ鷺がいました。微動だにせずずっと立ち続けている姿に、禅僧の修行の姿みたい・・・と思いながら暫く見つめ続けましたが、やはりずっと鷺は動きません。私は早々とその場を去りました。

川岸の木々はかなり古いものもあり、ナンバリングされている古木に混じって木の種類も書かれていて、一本づつ眺めるのも好きです。 そんな中に「楡」ニレの木と記された札を見つけました。舟木和夫さんの「高校三年生」の歌を思い出しました。・・・成る程これが楡・・・「楡の木陰に弾む声・・・」等と思わず口ずさんでいました。

40分程の散歩でしたが、爽やかな空気の中に季節を感じ、気持ちがふぅ~っとリセットされました。  こんなに素晴らしい環境にいるのに、時間に追われて日暮ている自分。 もう少しゆったりと過ごせばいいんだ・・・と。

自宅にもどり裏庭に目をやると、柚子が黄色に色づき、柿は高い所は小鳥たちの餌になり、下のほうは自分たちの食卓に。 ススキの穂は風になびき、足元にはムラサキシキブの花と小菊が・・・植木鉢には二度目の「ユトリロ」という薔薇の花が、誇らしげに咲いていました。ゆとりをもって眺めていると次第に心がホンワカとなってきました。

遠出をせずとも、こんなに豊かになれるのに・・・と考えさせられた日でした。

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この記事に対するコメント

  • hatomune 2016年11月3日23:34

    fuskさんへ・・・私はいつも貴女のブログに憧れています。慌ただしくしていたので今夜早速覗きましたら、ススキの写真や、まるで同じ思いの散策をされているんだ・・・と。貴方に案内して頂いたジベルニーとか、パリの裏通りとかを又昨日の事のように思い出しました。久々のブログにコメントを頂いたお蔭です。有難う。

  • fusk 2016年11月3日19:29

    パリも珍しく?秋日和が続いています。
    私は自転車で。。。4km離れた公園に。
    色づいた樹々がしっとりした落ち葉と共により秋を感じました。

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