芝田さんの絵本

2015-04-15 18:58:30 | 日記

芝田さんの追悼コンサートとなってしまった寿長生の郷での「心つなぐコンサート」で皆様にお渡し下さった「絵本」があります。実はその本は2014年の8月に駒形克己さんとの共著で出され、その直ぐ後に見せて頂いていました。「大人の絵本」としても素敵なオシャレな絵本で{アリガトウ}という題名がついていました。その詩は次のように書かれています。

ありがとう が アリガトウと 手をつなぐ アリガトウ が ありがとうと 積み上がる ありがとうと アリガトウが 球になって 遠い遠い国へ 転がってゆく いくところ 転がるところで もうひとつのありがとうと アリガトウが くっつき 大きな おおきな ありがとうになった なにもかも 小さなありがとうからはじまる 老いて 生きてゆく 山さん アリガトウ

駒形さんの造形によって、芝田さんの優しい詩が一層素敵に表現されていて、真っ赤なアリガトウの球が最後には真っ赤なハートになっています。 この詩を昨年の「内祝のお菓子」に添えて頂いたので、とても心に残っていました。その他にも「山の径」や「みつばちさん」や「花さん」や「おひさまの笑み」や「実生の木」という詩があります。サロンに「ポップアップアート」のように飾らせて頂いたら、何だか周囲が明るくなりました。

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この記事に対するコメント

  • 黄瀬美和子 2015年4月17日13:38

    早速「アリガトウ」を紹介して頂き感謝申し上げます。明日で芝田が幽界に召されて1カ月、早いものです。春には実生の小さな木を撫で、夏は汗びっしょりになって山を下りてきました。秋は落ち葉に涙し、冬は暁を見る前の凍てた山を登って四天王をお参りし、大自然から受ける恩恵のあまりにも多いことに感謝しておりました。この本が皆様のお手元に届き、芝田のぬくもりが伝えられたらうれしいと思います。

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